一方的に喋りまくってしまう。話が飛ぶ。論破王に俺はなる!?

アスペルガーグレーのわたしは、ひとの話を聞くのが苦手です。

聴覚に弱さがあり、さらに集中力が続きません。

なので、長い話を聞いていると、ところどころ音飛びがして、(昔のレコードの針飛びみたいな感じ)聞いていない部分が出てきます。さらに、集中力が切れやすく、疲れてくると、溜息をつくくらいの時間の間、空いての話を全く聞いていません。なので、自分と同じように、一方的にべらべら話まくるタイプの人が苦手っていうか、そういう話し方をする人と話すのが苦手です。

 

さらに、話好きの人がべらべら話しまくっている最中、意味はだいたい同じなんだけど、文脈によって使い方やニュアンスがちょっとづつ違ってくる類の言葉が出てきて、それが横文字だったりすると、思考回路がそこで停止します(爆)。エビデンスなんていう横文字は、最も足るものです。証拠とか、論拠とか、そんなニュアンスかなというところで聞き飛ばすことができればいいんですが、文脈によってちょっとづつ違ってくることが気になると、そこで止まって後の話は耳に入ってきません。(オイ)

 

そして、いろんなことに興味がどんどん飛んで行ってしまうという、ADHD的な要素が加わると、自分が一方的に喋り捲っている間、相手の反応を確認せずにどんどん話が飛んでいきます。共感性が劣っているから相手の気持ちなどはすっとばしてしまうんですね。

 

そして、一番困るのは、気が付いたら論破王になってしまうところです。

一方的に喋りまくるひとが目の前にいて、その人の言っていることが偏った知見に基づいていると思われるとき、違和感がどんどん大きくなっていきます。なにいってんだろうと思っているうちに、こっちもしゃべりたくなってしまい、それを何度も押さえつけられて黙らされると、だんだん腹が立ってきて、ついつい相手を論破してしまいます。

わたしが論破したくなるのは決まっていて、発達障害のお子さんをお持ちの保護者の前で、「発達障害のお子さんが将来犯罪者にならないために必要なことは・・・・」と言っている医者とか、あと、2022年1月以降これだけ新型コロナの患者さんが増えてきて

発熱外来で患者さんをさばききれていないのに、いまだに、「新型コロナはインフルエンザと同じだ。死亡率を計算しろ。」と言われると、どっかーんと怒りがさく裂して、「何を言っているんだ、分母が違うだろう。すでに医療はある意味では崩壊しているが、病院もちゃんと患者さんをみていて、重症度が高い人から順番に診ているので、結果として死亡率が抑えられているだけだ」と言い返してしまう。

 

喧嘩好きの勝気な姉ちゃんとか、おばさんとか思われているならいいのかもしれないが・・・相手がどんな立場の人かも考えずにこれをやっちゃうと結構やばいかもしれない。