転職回数の多さにびっくり!!-グレーゾーン-

発達障害の傾向があろうとも、診断名がないくらいなら、大丈夫じゃない?

とか、診断名がないのに、理解と支援を求めるのはおかしいんじゃない? とか言われがちですが、グレーゾーンの人も、理解と支援を得られずに二次障害になることがあります。というより、診断名がないために、理解と支援を得ることが難しいことが、二次障害の原因になるとも言えます。

 

大学時代に、なぜか、自分にとって最も合わないと思われる、飲食店でバイトしました。スープを作りながらご飯を炊き、サラダを作り、合間をぬって野菜をカウントし・・・という、マルチタスクが多い仕事でした。結果、半年もせずに、自殺未遂にまで追い込まれました。〇〇しながら〇〇するということができない人がいるということを、周囲が理解してくれなかったし、自分でもそういうことが不得意だとわかりませんでした。

 

新卒で福祉施設で働きました。介護スタッフです。この時も、周囲との放連相がうまくできずに孤立して、人間関係が悪くなって辞めました。当時は自分の思いを出しまくる部分が強くて、性格が悪いとか、怖いとか思われていた点もありました。その後、病院を転々とし、その後、生命保険の営業の仕事をはじめ、営業成績があまり良くなかったのでやめて、その後、多くの派遣会社に登録し、いろんな会社でカードの受付をしたり、コールセンターの電話に出たりしていました。

 

職を転々とすると、給料のベースアップもありません。なので、30代になると、こんな風でよいのかすごく悩み始めました。ちょうどそのころ、出会った夫と結婚し、数年後に子どもが生まれ、しばらくの間育児に励みました。

 

その後、子どもが大きくなったから、働き始めたいと思い、公務の仕事を始めました。とはいっても、臨時採用ですけども。内容は、子供の福祉と教育です。その仕事の手続きをするときに、改めて自分の転職回数の多さにびっくりしました。今の職場では、光や音に過敏性があることは伝えていますが、まだグレーゾーンだということはカミングアウトしていません。子供の施設といっても、発達障害専門のところですけどもね。